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ミゼットホースの「アイ」はもう30歳──上野 9/13
 9月15日(月・祝)の敬老の日、長寿動物のお祝いをします。時間は午後1時30分から2時。場所は、こども動物園の「なかよし広場」です。

 長生きをしている動物のうち、代表としてミゼットホースのメス「アイ」に好物のリンゴをプレゼント。

 アイには青草や乾草させた牧草などを、1日に2回やるのですが、好きなのはリンゴ。「リンゴで生きながらえてるんだよなー」(担当職員談)。

 アイは、オスの「マコト」といっしょに、1974年7月28日に上野動物園にやってきました。生まれはアメリカです。年齢は、30歳以上のおばあちゃん。



 人間なら、本郷かまとさんくらい?



 マコトとのあいだには、8頭のこどもをもうけました。しかし、そのマコトも、1993年12月30日に死亡。

 子どもは日本各地の動物園に出ていますが、第8子の「シノブ」(メス、1988年9月8日生まれ)は、いっしょにくらしています。

 2~3年前の冬、アイがたおれたことがありました。もうだめかとも思われたのですが、手あてを受けて、すぐ元気になりました。

 暑い季節には、水を口のまわりにつけて、冷却効果を高めています。右の写真でも、口のまわりに水がついていますが、よだれじゃないんですよ。



 おとなしいアイは、動物どうしのケンカにも割って入ろうとする、「できた」個体。もちろん、シノブが巻き込まれていれば、娘をかばいます。

 マコト亡きあと、1995年3月20日には、アメリカのテキサス州から、当時2歳のオスがやってきました。名前は「トウキ」(東輝)。いまは、子ども動物園の曲屋の運動場にいます。

 トウキはシノブのボーイフレンドとして来園したのですが、2頭はなかなかうまくいかないみたいです。


 ミゼットホースは、種でいうと「ウマ」なんですけど、からだが小さいのが特徴です。体格に比して、長いたてがみがチャームポイント。

 ともだち牧場では、ラマ馬車をさっそうとひくラマの「ラーマ」君や、ロバの「ロッキー」もいますが、まだまだ元気なアイにも注目です!



・東京ズーネット「どうぶつ図鑑」のミゼットホースはココ



・おまけ:本郷かまとさんのサイト



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