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アフリカゾウ「マオ」の旅立ち──多摩 2006/02/10
 2002年6月13日に多摩動物公園で生まれたアフリカゾウのメス「マオ」。ずいぶん大きくなりました。生まれて約半年のマオのビデオは、2002年12月公開の東京ズーネットBBの動画をごらんください。

 右の写真は、雪の降った2006年2月7日、一面、白くなった放飼場でのマオ。

 そのマオが、今年4月下旬から5月の頃、岩手県の盛岡市動物公園に旅立つことになりました。盛岡市動物公園には、アフリカゾウのオスが1頭だけいます。そこで、飼育数の少ないアフリカゾウの繁殖計画のため、「貸与」することになったのです。

 こうした、繁殖のための動物の賃借契約は、「ブリーディングローン」とカタカナ語で言われることも多く、動物園では、頭文字をとって、「ビーエル」(BL)と略されることもあります。

 ちなみに、人工授精を「エーアイ」(artificial insemination)と言ったり、ジャイアントパンダを「ジーピー」と言う局面も。ちょっとした業界用語(?)でしょうか。

 さて、将来の繁殖にむけて、マオには環境になじんでもらうため、小さいうちから移動をさせることになりました。今後、移動のための訓練をはじめます。2006年2月15日以降、ごらんになれない場合も多くなります。ご了承ください。

・東京ズーネット「どうぶつ図鑑」のアフリカゾウはこちら

(2006年02月10日)



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