ニュース
ベビーラッシュのユキヒョウ、名前も決定──多摩 2005/09/23

 2005年5月27日と6月7日、多摩動物公園のユキヒョウが出産。父親はいずれもシンギズ(推定15~16歳)です。5月に生まれた3頭(オス1頭、メス2頭)の母親はユキ(7歳、東山動物園より借り受け)。6月に生まれた2頭(いずれもオス)の母親はマユ(6歳、多摩動物公園生まれ)です。

 ユキもマユも初めての出産で、最初は赤ちゃんをうまく育ててくれるか心配でしたが、今では2頭とも落ち着いて子育てをして、立派なママっぷりを見せてくれています。子どもたちは、8月末からみなさんの前にお目見えしました。

 このたび、赤ちゃんの名前も公募により決定しました。票数の多い順に、「スピカ」(メス)、「シリウス」(オス)、「カーフ」(オス)、「エニフ」(メス)です。なお、オス1頭については、カザフスタン共和国より、「アクバル」という名前をいただきました。2005年10月8日(土)午前10時 30分から、命名式をおこないます。ウォッチングセンター動物ホールで式典を開催し、その後、アジア園ユキヒョウ舎前に移動します。

 子どもたちは、母親のしっぽにかみついたまま、ズルズルと引きずられたり、岩の上からジャンプして他の個体に飛びついたりと、やんちゃのかぎりをつくしています。

 そんな元気いっぱいの子どもたちのために、動物園サポーター資金で遊具(漁業用ブイ)を購入しました。ブイを放飼場にころがしておくと、赤ちゃんたちは、くわえて運んだり、転がるのを追いかけて遊んだり、ブイは大活躍!

 子どもの成長は早いもので、昨日まで登ることができなかった場所に、次の日になると登ることができるようになったり、ジャンプのダイナミックさが増したりと、日々たくましく育っています。

 多摩動物公園のユキヒョウ展示場で、赤ちゃんたちの成長のようすをぜひごらんください!(なお、体調管理のため、早めに飼育室にしまってしまうこともあります。ご了承ください。)

〔多摩動物公園飼育課 福田愛子〕

・東京ズーネット「どうぶつ図鑑」のユキヒョウはこちら(以前の動画もあります)。

(2005年9月23日)



ページトップへ