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リンリンまもなく帰国!──上野 4/18
 現在、上野動物園にいる唯一のジャイアントパンダ、「リンリン」(オス、17歳)。今年(2003年)の1月27日からメキシコに出かけていましたが、4月26日(土)の夜に帰ってきます!

 上野動物園は、メスしかいないチャプルテペック動物園と協力し、ジャイアントパンダの繁殖をめざしています。チャプルテペック動物園はメキシコシティにある動物園で、1980年には中国以外ではじめてジャイアントパンダの出産に成功した施設です。これまで6回の出産にいたっていますが、現在オスはいません。そこで、繁殖をめざして、1月末に上野動物園からリンリンが出発しました。

 リンリンのメキシコ行きは3回め。人工授精を何度かこころみましたが、妊娠にはいたりませんでした。今回も人工授精をすませた後の帰国です。

 3月25日は、シュアンシュアン(メス、15歳)に発情徴候が現われ、リンリンから精液を採取し、人工授精。

 また、4月6日から8日は、シンシン(メス、12歳)に発情徴候が見られたので、6日に採精し、6、7、8日と毎日1回、計3回の人工授精をほどこしました(シーファ[メス、17歳]は発情の徴候がありましたが、排卵が確認できず、人工授精にはいたりませんでした。

 リンリンの体調は良好。人工授精の結果は、7月中にわかる予定です。

 4月29日(火)から上野動物園でふたたび公開します!



・東京ズーネット「どうぶつ図鑑」のジャイアントパンダはココ。鳴き声と、「食いまくる」リンリンの動画にもリンクしています。

(2003年04月18日)



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