2025年12月28日追記:快方に向かうアニー
12月10日にお知らせしたニシローランドゴリラ「アニー」のケガは快方に向かっています。

最近のアニー(2025年12月19日撮影)
そこで休園日におこなっていた放飼練習を、2026年1月2日から開園日にも実施します。時間帯はゲンタロウを室内に入れたあとを予定していますが、天候や健康状態によって変動することがあるため、時間を定めずに実施します。
2025年12月も休園日に放飼練習を実施しましたが、放飼場に一、二歩出る状態からあまり進歩がありません。そのため、室内から放飼場への扉を開放しても、アニーは放飼場に出ず、ご覧いただけない可能性が高い状況です。
まずはアニーが安心して放飼場に出られる環境をつくるのが第一の目的です。アニーの本格的な公開まで、しばらくお待ちくださいますようお願いいたします。
2025年12月10日追記:来園1か月経ったアニー
アニーの来園から1か月が経ちました。
来園当初はあまりえさを食べず、かなり警戒している状態が続きましたが、ゲンタロウとの見合いが始まると同時に採食量が徐々に増え、ゲンタロウの近くにいる方が落ち着いてすごしているように見えました。
当初、日中のみ格子越しに2頭の見合いをさせていましたが、夜間も含め、徐々に終日おこなうようにしました。終日見合いを始めた初日には、夜間に格子越しに手を合わせるなどの行動を確認することができました。そこで、休園日に放飼場で同居させることにしました。
ところが、いっしょにさせた途端ゲンタロウがアニーを追いかけ始め、放飼場に不慣れだったアニーは逃げ切れず、ゲンタロウに覆いかぶさられ、四肢などを咬まれて負傷してしまいました。
その後、室内に逃げ込んだアニーは追いかけてきたゲンタロウに反撃し、ゲンタロウもアニーに咬まれて数か所負傷したため、初めての同居は早々に中止しました。

室内ですごすアニー(2025年12月5日撮影)
それでも同居直後から、アニーは傷を気にしつつもみずから格子に近づき、格子や扉越しにゲンタロウのようすをうかがう行動を見せました。そのため、翌日以降も格子越しの見合いを終日おこなっていますが、2頭は同居前と変わらずお互いのようすを確認しあっています。
ゲンタロウは環境に慣れ始め、1頭だけでものびのびとすごしていますが、アニーはゲンタロウが放飼場に出て姿が見えなくなると不安な声を上げるなど、ゲンタロウの存在が大きくなっているように見られます。次回の同居はアニーのケガが治り、万全の状態になってから実施する予定です。
現在、なるべく刺激の少ない休園日を選んでアニーの放飼練習を実施しています。まだ単独で放飼場に出ることが難しく、一歩二歩出る程度なので、時間をかけて慣れてもらう予定です。そのため、アニーの公開はしばらく先になってしまうことをご理解いただければと思います。
休園日以外の日は、日中は非公開の屋外ケージと室内を出入自由にして、アニーが好きな場所ですごせるようにしています。
最近は、ゲンタロウのようすを見ながらアニーがえさを食べる量も増え、トレーニングにも素直に応じるなど、上野動物園での生活に少しずつ慣れてきているようです。
これからも2頭の関係性やアニーの健康状態をていねいに観察し、慎重に同居や公開の準備を進めていきます。公開までもうしばらくお待ちください。
2025年11月28日:検疫後のアニー
2025年11月4日東山動植物園から来園したニシローランドゴリラのメス「アニー」の検疫が2025年11月12日に終わりました(
来園のお知らせはこちら)。
10月27日に来園したオスの「ゲンタロウ」と格子越しで顔合わせをしたところ、相手を毛づくろいするような行動や指を合わせる行動など、比較的良好な反応が見られました。
今後は休園日を利用して展示場に慣れさせたり、ようすを見ながらゲンタロウとの同居を進めます。公開についてはしばらくお待ちください。
(2025年11月18日)
(2025年12月10日:近況を更新)