ニュース
ユキヒョウの「フク」が死亡しました
 └─多摩 2025/08/19
 多摩動物公園で飼育していたユキヒョウの「フク」(オス)が死亡しました。

名  前  フク
性  別  オス
年  齢  8歳
生年月日  2017年6月2日 多摩動物公園生まれ
死亡確認日 2025年8月14日
死  因  胃拡張・胃捻転


ユキヒョウ「フク」(撮影日:2024年12月9日)

経緯

 ユキヒョウ「フク」は、遊び好きで、成獣になっても放飼場のボールや落ち葉で遊ぶなど好奇心旺盛な個体でした。

 2025年8月10日14時頃に展示場で動けなくなり、飼育担当者がフェンス越しに寝室に誘導しましたが応じないため、獣医師が麻酔薬を吹き矢で投与し収容を試みたところ、自力で寝室に戻りました。その後、麻酔が効いた状態で動物病院に搬送し、エックス線や内視鏡により検査を行った結果、胃拡張と通過障害があることが分かり、緊急手術により胃の食物を除去しました。

 術後、飲水は確認できましたが状態が回復しないため、14日に再度麻酔下での検査を行い、消化管粘膜からの出血が見られたことから、昨年に治療した出血性腸炎の再発を疑い、追加の投薬等を行いました。治療後も横になっている状態が続き、18時過ぎに呼吸が荒くなり、18時37分に獣医師が死亡を確認しました。解剖の結果、死因は胃拡張・胃捻転でした。


多摩動物公園での飼育状況(2025年8月19日現在)

 3頭(オス1、メス2)※今回死亡した「フク」は含みません。

国内の飼育状況(2024年12月31日現在)

 8園館 18頭(オス7、メス11)
 資料:2024年ユキヒョウ国内血統登録台帳【(公社)日本動物園水族館協会】


(2025年08月19日)


ページトップへ