井の頭自然文化園で飼育していたホンドタヌキ「マサクニ」が2025年5月14日に死亡しました。マサクニは2021年8月11日に都内で保護され、同年8月30日に来園しました。
マサクニは2022年春ごろより、自分の尾を噛んで傷つけてしまう行為が確認されるようになりました。そのため、極力ストレスをかけない飼育環境作りをおこない、生活の質(QOL)を維持することに努めました。
ときおり回復の傾向もありましたが、2024年8月8日に重度の受傷がみられたため、バックヤードで治療に専念してきました。しかし、4月上旬頃から徐々に食欲が落ち、嗜好性の高いえさを探し、より食べやすい形状にする給餌のくふうなどをしてきましたが、2025年5月14日の朝、死亡を確認しました。
死因につきましては現在調査中のため、わかり次第ご報告いたします。
これにより、井の頭自然文化園のホンドタヌキはいなくなりました。

ホンドタヌキ「マサクニ」
(2025年05月16日)