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カリフォルニアアシカも出産!──上野 2005/6/17
 東園のアシカ池でもカリフォルニアアシカのカコが出産! 赤ちゃんは、な、なんと、生まれて1週間もたたないのに、泳いじゃいました(数メートルですけど)。

 お腹が大きくなって、いつ生まれてもいい状態だったカコ。カコは1994年6月18日にドイツのヴッパータール動物園で生まれた個体です。2005年6月12日(今週の日曜日)に出産しました。
 妊娠個体は餌をあまり食べなくなりますが、6月10日はぜんぜん餌を口にせず。翌11日の朝は、いつもとちがう場所にいたので、ついに出産!?──かと思いきや、この日は産まず。そして6月12日の朝、アシカ池の「飛び込み台」と呼ばれる場所の裏側で産みました。午前8時には臍帯がまだついていて、9時には胎盤を回収。

 赤ちゃんは生まれて1か月ほどは陸ですごすといわれています。でも、6月14日の餌の時間のこと、赤ちゃんがプールに落ちちゃいました。毎日の餌の時間、担当者がアジを投げると、父親のジョン(1995年6月24日、高知の桂浜水族館生まれ)、メスのチャッピー(1996年5月29日、浜松市動物園生まれ)、メスのカナ(カコの子ども、2004年6月1日生まれ)たちが、ごはんクレ~、メシ~、と大騒ぎになります。

 この日、餌をもらおうと、母親のカコが子どもから離れたときのこと。お母さんを追いかけたのかどうか、赤ちゃんはプールに落ちてしまいました。カコは急いで赤ちゃんをくわえて、岸にひきずりあげたのでした。ホッ。
 ところが今日(6月17日)は、赤ちゃんがプールで4~5メートル泳いだそうです。しかも、チャッピーとカナが見守る中、ちゃんと自力で岸にあがったのだとか。やるー。

 餌やりタイムは1日2回。午前11時45分ごろと午後3時15分ごろです。係員が解説もします。赤ちゃんも、隠れてなければ見えるはず!

(2005年6月17日)



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