葛西臨海水族園にクロマグロが搬入されて早くも1か月が経ちました。マグロたちはすっかり水槽に慣れたようすで、ふだんは落ち着いてゆったりと水槽の中を泳ぎまわっています。
しかし、マグロたちがえさを食べるときの動きはますます活発になっています。えさの時間になると、落ちてくるアジやイカなどに向かってビュンビュン泳ぎ回りながら、バクバクと勢いよく食べています。そのため、今週からさらにえさの量を増やしました。
◎えさを食べるクロマグロたち(2015年7月23日撮影、28秒)
マグロたちにはふだん、体重の2〜3%ぐらいの量のえさを与えています。あまりに多く与えてしまうと太りすぎ、マグロの健康によくありません。そのため、マグロの食べ具合を見ながら、えさの量を調節しています。
また、マグロがえさを食べるようすを観察しながら解説する水槽前でのガイドも再開しました。
今週もアクリルガラスに貼ってある衝突防止のテープを少しずつ剥がしています。テープも残り少なくなり、水槽で泳ぐマグロが見やすくなりました。順調にいけば来週中にテープはなくなり、マグロたちの姿はよく見えるようになる予定です。
・
前回の週刊マグロニュース[4]はこちら。
〔葛西臨海水族園飼育展示係 小味亮介〕
(2015年07月24日)