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人工授精でアムールヤマネコが出産しました
 └─井の頭 2014/04/10

 井の頭自然文化園で、2014年3月17日にアムールヤマネコが出産しました。
 この出産は、日本獣医生命科学大学と井の頭自然文化園が共同研究としておこなった人工授精が成功したもので、アムールヤマネコでは初めてのことです。将来的に、希少種のツシマヤマネコに応用することを目指しています。

出産日時  2014年3月17日(月) 11時15分に確認

頭数・性別 2頭・性別不明(1頭は死産)

両親 母親:No.34 ミズキ 2005年4月28日、井の頭自然文化園生まれ
   父親:No.15 イチゴ 2003年4月18日、井の頭自然文化園生まれ

経緯
 井の頭自然文化園では、2000年8月からアムールヤマネコの飼育を開始しましたが、個体の高齢化などにより、自然繁殖が難しくなってきたため、2012年より日本獣医生命科学大学獣医臨床繁殖学教室と共同で、人工繁殖に取り組んできました。今回、2014年1月に実施した人工授精により、出産につながったものです。アムールヤマネコの誕生は当園では2005年以来です。
 この取り組みは、ツシマヤマネコ保護増殖事業への応用が期待できることから、環境省ならびに(公社)日本動物園水族館協会とともに実施しているものです。また、ホルモン分析などにおいて、岐阜大学応用生物科学部動物繁殖学研究室にも協力をいただいています。

赤ちゃんの公開日 未定

当園での飼育状況 今回誕生した赤ちゃんを含め、8頭(オス4、メス3、不明1)になりました。


画像(上):2014年3月29日の親子のようす
写真(下):父親の「イチゴ」

(2014年04月10日)



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