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動画ニュースの新作をどうぞ!
 ──東京ズーネットBB 1/1
 「東京ズーネットBB」は、動物園からおとどけする動画ニュース。2004年12月27日、あらたに6点を追加しました。「東京ズーネット」トップページから「TokyoZooNetBB」をクリックしてください。

◎うごく!どうぶつ図鑑(2~3分)

○アカカンガルー
 多摩動物公園のアカカンガルーは順調に増え、現在計18頭の大所帯。野生でも群れで生活しています。ビデオではえさをしっかり両手でもって食事中。新生児の体重は1グラム以下です。育児嚢に達した新生児が母親の乳頭を口にふくむと、乳頭はふくれあがり、子どもはひっぱられても離れなくなります。さらに乳頭は伸びて子どもの食道にまで達します。

○シロフクロウ
 フクロウ類はたいてい雌雄とも似た体色をしていますが、シロフクロウはちょっと違います。メスに黒っぽい斑紋があるの対し、オスはほとんど白。ただし、オスの若鳥には斑紋があります。北極圏でくらすため、足指も羽毛におおわれています。野生ではレミング類などをえさとするので、レミングの数によって、シロフクロウの産卵数や産卵回数も変化します。

○トウホクノウサギ
 トウホクノウサギは東北地方にいるノウサギの一亜種。夏毛は褐色ですが、冬はほぼ白。この変化は気温ではなく、日照時間によるものだそうです。白くなるのは毛の色素が消えてしまうためですが、褐色になるのは白い毛が抜けるため。後肢が大きく、これを「かんじき」のように使って、雪の上を走りまわります。

○ホッキョクグマ舎改修
 2004年12月8日、上野動物園ではホッキョクグマ展示場を改修・再公開しました。2頭のホッキョクグマには、2か月間室内でがまんしてもらっていました。壁面は13年ぶりの塗りかえ。2頭にはごホウビにサケを1匹ずつあたえました。飼育係がサケを投げると、それを追ってユキオはプールにジャンプ。サケをくわえて上陸し、たちまちたいらげてしまいました。

○ミヤコドリ
 2004年10月12日、上野動物園にミヤコドリが登場。3か所で展示しています。ビデオに映っているのは、ソリハシセイタカシギといっしょのミヤコドリ。頭は黒、くちばしは濃い橙色、目のまわりも橙色、足は淡紅色。貝類、甲殻類、昆虫類などを食べますが、二枚貝の殻をこじあけるのも上手。ちなみに、在原業平の歌の「都鳥」は今でいうユリカモメなのだとか。

◎動物園よりおしらせ

○ニホンザルの露天風呂
 寒さキビシイおり、上野動物園のサル山に「露天風呂」をつくりました。大きなプールのすぐそばにある小さなプールに温水を入れたのです。温泉に入るニホンザルは長野県地獄谷などで有名ですが、上野動物園のサルたちも楽しんでいるようす(たぶん)。とくに子どもたちが積極的。蛇口に口をつけているサルも見られます。毎日10時半ごろに給湯しています。

 ※東京ズーネットBBの動画は、ブロードバンドでどうぞ。ISDNでは再生できません。おすすめの環境は、こちらをごらんください。

(2005年1月1日)



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