以前の記事で、コンゴ民主共和国のオカピ保護プロジェクトの職員、オカピ、施設等が多大な被害を受けたことに対し、上野動物園西園オカピ舎脇に募金箱を設置したことをお知らせしました。
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「オカピを救おう!募金のお願い」(2012年11月30日)
多くの方々のご協力により、2013年1月24日までに129,283円という多額の募金をいただくことができました。まだ募金中ですが1度取りまとめ、来園者の方からの募金と当協会職員からの募金を合わせ、3398.76ドルの小切手を作成しました。
この小切手は、2013年2月8日飼育展示係職員が渡米した際にホワイトオーク保全センター(White Oak Conservation Center)のセンター長Steve Shurterさん、Stephanie Rutanさんにお渡ししました。この募金は現地保護区の被害修復などに使われます。
なお、上野動物園園長の土居宛に保全センター代表John Lukasさんから礼状が届きましたのでご紹介します。
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土居園長
この度は、上野動物園と東京動物園協会から、3398.76ドルのご支援をいただきましてありがとうございます。危機的状況下でいただいた支援は、希少な動物たちの保護活動がおこなわれているコンゴ民主共和国での作業に直接あてられます。
コンゴ民主共和国での保全活動はいまだ困難な状態ですが、保全活動の前線で活動している地域の方々、そして献身的に仕事に取り組んでいるコンゴ人のレンジャーたちを支援していきます。
エプール市とオカピ野生生物保護区(Okapi Wildlife Reserve)の最新状況については
www.okapiconservation.orgでごらんになれます。
また新たに始めたプロジェクトについても、ウェブサイトを立ち上げました。
www.epulu-story.orgをごらんください。
イトゥリの森にすむオカピとすべての希少な野生動物を守るチームに賛同していただき、土居園長とみなさんに深く感謝申し上げます。
オカピ保護プロジェクト
ホワイトオーク保全センター代表 John Lukas
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募金に協力してくださった来園者のみなさんに御礼申し上げるとともに、3月31日まで引き続き、募金にご協力をお願いいたします!
写真:(左)Steve Shurterさん(右)Stephanie Rutanさん
〔上野動物園西園飼育展示係 寺田光宏〕
(2013年03月08日)