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キバハリアリがオーストラリアから到着──多摩 9/6
 キバハリアリはオーストラリア原産の原始的なアリで、体長は約 2.5センチにもなる迫力のあるアリです。ピンセットのような大きなあごをもち、お尻には毒針をそなえています。まさに、名前のとおり「牙針」アリなのです。実際、性質も攻撃的で、英語では「ブルドック・アント」と呼ばれています。

 8月20日、オーストラリアで野外採集された3コロニー(3家族)のキバハリアリが、昆虫園に到着しました。現在、昆虫園本館の「外国産昆虫コーナー」で1コロニーを展示しています。

 一般にアリの女王は働きアリよりも体が大きく、簡単に見わけることができますが、キバハリアリの場合、女王と働きアリの大きさはそれほど違いがありません。そこで、展示している女王の背中には白いプラスチック片を貼りつけました。

 女王は地上部でウロウロしていることが多いようです。白い「ゼッケン」(?)を背負った個体を探してみてください。



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