「東京ズーネットBB」は、動物園からお届けする動画ニュースです。2004年11月26日、あらたに6本を追加しました。「東京ズーネット」のトップページから「TokyoZooNetBB」をクリックしてください。
◎うごく!どうぶつ図鑑(2~3分)
○アメリカビーバー
齧歯類ビーバー科に属するのがアメリカビーバーとヨーロッパビーバー。齧歯類のなかまでは、カピバラにつぐ大きさです。木をかじり倒して、ダムをつくる土木屋として有名です。上野動物園の西園にいるのはアメリカビーバー。泳いだり、木をかじったり、毛づくろいをしたり。動くすがたを見るには、午後3時ごろが狙い目。
○シロハラハイイロエボシドリ
上野動物園の東園、屋外にあるバードケージにシロハラハイイロエボシドリ1羽が登場。お目見えしたのは2004年8月31日。エボシドリ類は頭頂部に生える飾り羽が特徴的な、アフリカにすむカッコウ目の鳥です。シロハラハイイロエボシドリも、頭の上に「烏帽子」(えぼし)を乗せています。ビデオの音声でもわかりますが、鳴き声は「コラッコラッ」と聞こえます。同じケージのニシムラサキエボシドリはあまり鳴きません。
○フクロモモンガ
フクロモモンガは「フクロ」という名のとおり、有袋類の動物です。上野動物園小獣館の地下にいます。齧歯類のモモンガと同様、滑空するのが特徴。展示室内では、数匹が重なりあって、どの足がどの個体のだかわからないほど、押しくらまんじゅう状態になっていることもあります。このフクロモモンガに、このたび子どもが生まれました。親はクリーム色~淡渇色をしていますが、子どもは比較的はっきりした白と黒です。
○ミズクラゲ
葛西臨海水族園のミズクラゲ。東京湾は世界的に見ても有数のミズクラゲ生息地。しかし、ミズクラゲが増えたのは、戦後、東京湾の環境が変化したからと考えられています。「富栄養化による赤潮の発生」や「ダムによる珪酸の不足」が、動物プランクトンの小型化を招き、魚類に適した餌が減って、クラゲ類に適した餌が増えた、と考えられています。
○ハートマンヤマシマウマの削蹄
シマウマの足の先には蹄(ひづめ)があります。動物園ではこの蹄をときどき削ります。これを「削蹄」(さくてい)といいます。蹄がのびすぎると、足の一部によくない重心がかかったり、汚物がたまって病気の原因になったりするので、ときどき削ります。専門家である「装蹄師」(そうていし)による削蹄のようすをビデオでごらんください。
◎動物園よりおしらせ
○干支の「とり」と記念撮影
2005年の干支は酉(とり)。上野動物園の子ども動物園に、ニワトリといっしょに写真を撮るコーナーをつくりました。サークルの中にチャボを放し、止まり木にはオナガドリをとまらせます。2004年12月19日まで開催(12月4日[土]をのぞく)。チャボが登場するのは午前9時30分から午後3時30分、オナガドリの出番は午後1時30分から午後2時30分です。年賀状用にどうぞ。
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(2004年11月26日)