多摩動物公園で、絶滅危惧種グレビーシマウマの赤ちゃんが、2年ぶりに生まれました。すくすくと順調に育っており、みなさんにかわいい姿をお見せできることになりました!
暑い日が続きますが、樹木が多く、木陰の涼しい多摩動物公園にぜひ遊びに来てください。
誕生日 2011年7月6日(水)
名前 ラガー
性別 オス
両親
母親 ライチ
1999年3月26日 多摩動物公園生まれ
父親 アンディ
2001年6月13日 富山市ファミリーパーク生まれ
赤ちゃんの様子について
母親ライチは2回目の出産で、非常に落ち着いて子育てをしています。常に赤ちゃんをかばい、そばから離さず、赤ちゃんもお母さんに寄り添って、いつも一緒に付いて歩いています。たどたどしかった歩き方も、しっかりとしてきて、今ではスキップを踏むように走ったりするようになりました。
母乳の出も大変よく、赤ちゃんはお乳を飲んでは横になって休んだりして、順調に育っています。
公開場所 アフリカ園サバンナの小放飼場
※当面は親子での公開とし、環境に慣れたところで群れに入れる予定です。動物の体調によっては、ご覧になれない場合があります。
当園での飼育状況
このたび誕生したラガーを含めると、7頭(オス3、メス4)となります。
グレビーシマウマについて
シマウマのなかでは最も大型です。エチオピア、ケニア北部の草原や木のまばらな林に、5~20頭くらいの小さな群れをつくって暮らしています。
丸くて大きな耳を自在に動かし、体の位置を変えずに遠くの音の方向を知ることができます。体のしま模様は、幅が狭くて数が多く、足のしまがひづめの上まであり、腹部にはしまがないのが特徴です。
現在、野生での生息数は2,000頭前後で絶滅が心配されており、東京都が繁殖に力を入れる「東京都ズーストック種」にも指定されています。
・関連動画
2009年5月に誕生したグレビーシマウマ「ライム」の動画
(2011年07月20日)