ニュース
モウコノウマ赤ちゃん誕生! 名前募集──多摩 8/16
 現存する唯一の野生馬、モウコノウマに赤ちゃんが生まれました。生まれたのは8月11日。性別はメス。母親は10歳の「サーシャ」(1991年11月14日千葉市動物公園生まれ、1998年3月16日来園)、父親は19歳の「レオ」(1983年7月1日ベルン生まれ)です。

 母親のサーシャがレオの子供を産むのは二度目。レオは来園後、「ジョバンカ」(1996年5月4日死亡)とあいだで二度の繁殖経験があり、今回の赤ちゃんは4頭目の子供です。

 8月17日(土)から公開します。モウコノウマ舎の大放飼場に親といっしょに放しますが、しばらく暑い日が続きそうなので、公開時間は開園時(午前9時30分)から1時間程度の予定です。なお、赤ちゃんの体調や天候によって公開できない場合がありますのでご了承ください。

 そして、赤ちゃん誕生にちなみ、名前を募集します! 多摩動物公園で生まれたモウコノウマは、順に「アルタイ」 Altai、「バーバラ」 Barbara、 「クリス」Chris と、アルファベット順に名づけています。今回で4頭目なので、「D」ではじまる名前を考えてくださいね。

 募集期間は8月17日(土)から8月25日(日)まで。指定の用紙に赤ちゃんの名前を書いて、モウコノウマ舎前の投票所に設置した投票箱に入れてください。命名者の中から代表2名を抽選で選び、命名式にご招待して記念品を差し上げます。

 モウコノウマ(蒙古野馬)は、現存する唯一の野生馬。かつてはアジア大陸内陸部の平原からヨーロッパにかけて広く分布していましたが、乱獲などによって 100頭たらずに激減しました。

 その後、世界中の動物園とモンゴルの保護区では近親交配が起こらないよう国際的な血統管理のもとで繁殖につとめ、 個体数は1,000頭以上にまで回復してきています。現在、野生復帰計画が進行中。


・「どうぶつ図鑑」のモウコノウマはこちら

(2002年08月16日)



ページトップへ