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コビトカバの赤ちゃん誕生──上野
 4月24日の夕方、コビトカバのエボニー(11歳)が出産しました。米セントルイス動物園生まれのエボニーは、1993年3月に来園、3度目の出産です。父親は1993年に来園した名古屋市東山動物園生まれのショウヘイ(10歳)。コビトカバは西アフリカの森林や湿地でくらす偶蹄類の動物ですが、カバよりも古い特徴をたもっており、生きた化石ともよばれます。体重はカバの約10分の1。狩猟や森林伐採のせいで数が減っています。
 生まれてから1週間、飼育職員は泊まりこみで見まもってきました。最初は母子ともどもじっとして動かず、ずいぶんやきもきさせられましたが、ようやく行動がおちついたようです。1日に3~4度の授乳が見られます。痩せていた腰のあたりも「ふっくら」としてきてコビトカバらしい体つきになり、担当職員はみなほっとしているところです。公開日は未定ですが、決まりしだいお知らせします。(写真は4月28日撮影)



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