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キリンのくす玉割りっ!──多摩 10/15
アフリカ園のサバンナの高いところにワイヤーが渡してあります。高さはキリンの背よりもさらに上。そこに青草を入れたカゴをつるして、キリンがえさを食べるようすが見られるようにしています。

 このたび、カゴのかわりに「くす玉」をためしてみることにしました。といっても、記念式典などで見られるようなくす玉とはちがって、「金網製」。中に入れた青草は、網のすきまからはみ出すことになります。
 半球形の金網の中に青草をつめ、円形の金網でふたをします。これを二つ合わせて、割れないように1か所を縄で結びとめると完成! チェーンをつかってつるします。

 くす玉をつるすのは午前11時ごろ。キリンたちはさっそく集まってきます。網ごしに食べる個体も見られますが、しばらくすると、縄をじょうずにはずして、くす玉をパカーン! 15分くらいで割ってしまうこともあれば、1時間以上かかることもあるようです。
 ただし、円形の網でおさえてありますので、中の青草がドサッと落ちてくるわけではありません。キリンたちは舌をつかって、高いところにあるえさを食べ続けます。低いところに置いておくよりも、高いところに置いた方が、キリンたちはよく食べるようです。

 長い舌をつかって器用に食べるようすを、じっくり観察してみてください。カゴを使った給餌は、よっぽど悪天候でなければ毎日11時ごろおこなっています。くす玉給餌は不定期ですので、見られなかったときは、ごめんなさい。

・東京ズーネット「どうぶつ図鑑」のアミメキリンはココ(鳴き声も聞けます)

(2004年10月15日)



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