2010年12月下旬、モルモット舎にカイウサギのメス2頭が仲間入りしました。
ピーターラビットでお馴染みのネザーランドドワーフという品種です。ネザーランドとはオランダ、ドワーフとは小型という意味です。オランダで作られた小型の品種で、成獣の体重は0.8~1.2キログラムほどです。丸く短い顔、小さな耳が特徴です。
じつは、今回ふれあい用として人間に馴らすため、生後2~3か月の幼獣を希望していました。引く手あまた?で、やっと入ってきたのは生後1か月、体重200グラムの離乳後間もない子ウサギでした。あまりの小ささに隣のケージで飼育しているモルモットが巨大に見えるほどです。
ウサギは比較的寒さに強い動物ですが、温マットや赤外灯で保温して大事に育て、今では体重400~500グラムに成長しました。
卯年ということで2011年1月2日より展示を始めました。こげ茶色をした小さい方は物怖じしない性格、明るい茶の方は少々臆病です。2頭仲良く寄り添っている姿がごらんいただけます。
ふれあいデビューはもう少し先になりますので、楽しみにお待ちください。
〔多摩動物公園南園飼育展示係 若井直美〕
(2011年01月07日)
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