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ツシマヤマネコの名前が決まりました
 └─井の頭 2010/12/17

 井の頭自然文化園では、環境省の飼育下繁殖事業に協力し、絶滅の危機にあるツシマヤマネコを5頭飼育しています。5頭のうち、2010年10月に来園したオス2頭にはまだ名前がありませんでした。そこで11月20日と21日に開催した「ヤマネコまつり」で名前を募集したところ、2日間で合計188票の応募をいただきました。

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 応募は各個体ごとに投票していただき、得票数の多かった名前のなかから飼育担当者が選定しました。

 福岡市動物園からやってきたNo.20のオス(7歳)は「フクタ」に決定。ほかには、ゴイシ、フクタロウ(福岡だから?)、タイガーなどが多く投票されました。

 対馬野生生物保護センターからやってきたNo.41のオス(3歳)は「キイチ」に決まりました。「キイチ」以外で多かった名前には、ヤマト、ゴクウ、カラスミなどがありました。

 今回は2日間しか募集しなかったためか同じ名前に得票が集中する率が低く、結果得票数は大接戦でした。個体についての情報も少なかったためか、誕生日をもじったもの(5月14日生まれのゴイシ、5月9日生まれのゴクウ)や時事的なもの(放映中の映画からヤマト、前日にテレビ放送された映画からハリー)
なども見られました。

 以前からいるメスたちと同様、非公開施設で飼育しているためごらんいただくことはできませんが、今後の繁殖成功に期待したいと思います。

写真上:フクタ
写真下:キイチ

〔井の頭自然文化園教育普及係 福士志乃〕

(2010年12月17日)



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