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アフリカゾウの赤ちゃんが生まれました!──多摩 6/14
 6月13日午前0時45分、アフリカゾウの「アイ」(推定20歳)が無事出産しました。破水から出産まで15分弱という大安産。第1仔「パオ」の出産は1998年4月25日でした。今回の赤ちゃんは第2仔です。

 アフリカゾウの妊娠を確認するのは、飼育担当者でも簡単ではありません。「おなかが大きくなったかな?」と感じられるようになるのは妊娠後1年をすぎてからです。

 赤ちゃんの父親は、パオのときとおなじ「タマオ」(推定34歳)。何度も交尾を確認したので、出産予定日は「早ければ5月22日、遅くて6月9日」という幅のある予想となりました。

 そこで、5月22日から交替で夜のあいだも観察を続けてきましたが、いよいよ6月10日前後からアイの行動に少しずつ変化が見られるようになりました。そして6月12日昼、いつもより早めにゾウ舎に入れたところ、とうとう夜0時42分に破水、待機者以外の担当者が駆けつけるよりも早く、0時45分に出産しました!

 午前1時52分にはほぼ立ち上がり、2時には危なげな足どりで歩きはじめました。生まれてから2時間後の2時46分、赤ちゃんがチューチューと音をたてて乳を吸う音が聞こえてきました。

 今日(6月14日)の赤ちゃんゾウは、どこかしら体をお母さんのアイにつけていて、すこし離れてもまたすぐに戻って「安心」するという感じです。横になって寝ることもあります。

(くわしくはメールマガジンZooExpressのNo.64 をどうぞ)



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