井の頭自然文化園の新しいなかまを紹介します。
アフリカタテガミヤマアラシが1頭デビューしました。秋田県の大森山動物園からやってきたオス、名前は「ペロ」です。
井の頭自然文化園では、今年初めに長年飼育していた「カカオ」と「マンゴー」がたて続けに死亡してから、ヤマアラシ舎にはアライグマを展示していましたが、やっと新たな個体がやってきたのです。
今回、寒さに弱いヤマアラシのために、特製の暖房完備の小屋を作りました。ヤマアラシのトゲの飾り付きです。まだ、あまり小屋で過ごすことはありませんが、寒くなれば、この中でぬくぬくと休む姿をごらんいただけるかもしれません。
ペロは、2009年9月生まれで1歳になったばかり。まだ幼さの残るかわいらしい個体です。飼育係が、おやつにハナミズキの赤い実をまくと、種ごと食べてしまいます。実を一生懸命探すのですが、目があまりよくないヤマアラシは、なかなか見つけることができません。探し回る姿が微笑ましく、思わず笑ってしまいます。
暑さも遠のき、過ごしやすい季節になってきました。秋の休日には、みなさんも、どうぞペロに会いにきてください。
写真上:ハナミズキの赤い実を食べる
写真下:トゲの飾り付きの小屋
(2010年10月22日)
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