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アルパカが帰ってきました
 └─上野  2010/10/15

 上野動物園の子ども動物園に、アルパカのメス「モコ」と「灯」(あかり)が帰ってきました。2頭は2010年6月16日から約3か月間那須へ避暑に行っていました。今年は9月に入っても猛暑日が続いていたため、なかなか帰ってくることができず、9月27日にやっと戻ってきました。

 動物園にやってくる動物は、外から病気などを持ち込まないための検査(検疫)をしなくてはいけません。上野動物園から避暑に出かけ、戻ってきたモコと灯も検疫を受け、10月7日の午後にようやくともだち牧場に出すことができました。

 しばらく見ないうちに2頭とも大きくなったなあと思い、体重を計ってみたところ、モコは46.5キログラム、灯は55.0キログラムで、2頭ともたったの500グラムしか増えておらず、大きくなったのではなく毛が伸びただけでした。とくにモコは首周りの毛がかなり伸びて太く見えるので、飼育係からは前の方が可愛かったと若干不評です。

 モコと灯が戻ったともだち牧場には、つい先日、与那国馬の「シン」と木曽馬の「初桜」が仲間入りしました。アルパカとは初対面なので、牧場内がパニックになるのではないかと心配していました。

 アルパカたちは、初めは部屋から出ようとせず戸惑っているようすでしたが、すぐに放飼場に駆けていき、久々の砂浴びを満喫していました。とくに大騒ぎにもならず、2頭とも落ち着いていました。シンと初桜は初めて見るアルパカに興味津々で後ろをついて歩き、ときどき匂いを嗅いではアルパカに怒られていますが、4頭の相性はまずまずのようです。

 ラマ、ミゼットホース、ロバ、アルパカ、与那国馬、木曽馬、ポットベリー、七面鳥の大所帯になったともだち牧場にぜひ遊びに来てください。

 平日・土曜日の午前10時30分から11時30分まで、ともだち牧場で動物たちと触れ合うことができますので、合わせてご参加ください(イベントや雨天により中止になる場合があります)。

写真上・中:ともだち牧場のモコ(茶色)と灯(白色)
写真下:大所帯になったともだち牧場

〔上野動物園子ども動物園係 渡邊葵〕

(2010年10月15日)



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