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残念、シュアンシュアン&リンリン──上野 7/9
 もしかして赤ちゃん!?──上野動物園では、期待していたシュアンシュアンの出産の可能性はない、と判断しました。残念。

 ジャイアントパンダのシュアンシュアン(現在17歳)がメキシコのチャプルテペック動物園から来日したのは、2003年12月3日。食欲も落ちず、到着当夜からリンゴもバクバク喰い、落ち着きはらったそのようすは「大物」とさえ呼ばれていました。
 放飼場のタケもバリ食いしていた元気なシュアンシュアンと、なんだかソワソワしていたリンリンの柵ごしの見合いは不首尾におわり、2004年2月23日と27日に人工授精をおこないました。

 その後のシュアンシュアンは、食欲の増進から減退、産室への竹の引きこみ(巣作り)、産室への引きこもり、尿中ホルモン(プレグナンジオール)値の変化などから妊娠が期待されていました。
 各種データにもとづき、出産日は6月17日ごろと予想されましたが……やがて行動もふだんどおりになり、ホルモン値もさがってしまいました。それでも、わずかな望みにかけ、6月末までようすを見てきましたが、出産の可能性はないと判断し、七夕の日に結果を各種メディア等に発表することに。

 ジャイアントパンダによく見られる「偽妊娠」という状態だったようです。そんなー、セニョーラ~。
 シュアンシュアンは、2004年中の適当な時期にメキシコへ帰る約束になっています。

・東京ズーネットの動画ページ「東京ズーネットBB」掲載の動画3本

 リンリンが帰ってきました(2003年4月26日撮影)
 シュアンシュアン無事到着(2003年12月3日撮影)
 シュアンシュアンの食事(2003年12月7日、15日撮影)

写真左──リンリン
写真右──シュアンシュアン

(2004年7月9日)



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