繁殖のため、メキシコ市のチャプルテペック動物園に「出張」していたジャイアントパンダの「リンリン」(オス、16歳)が、2002年4月24日に上野に帰ってきました。
昨年(2001年)11月12日にメキシコのメス3頭(シンシン、シュアンシュアン、シーファ)とお見合いに出かけてから約半年。3月3日にはシーファ(16歳)に発情の兆候があらわれため、リンリンから精液を採取しましたが、精子量がすくなかったので、そのまま凍結保存しました。
3月13日には、人工授精にそなえて再度精液を採取し、凍結保存。
3月25日、シンシン(11歳)に発情の兆候がみとめられたのでリンリンと同居させましたが、交尾にはいたらず、3度目の精液採取。結局、この精液も凍結して保存しました。
シュアンシュアン(14歳)には発情がみられませんでした。
2001年にもリンリンはチャプルテペック動物園に出かけましたが、うまくいきませんでした。
メキシコから帰ってきたリンリンの再公開は4月27日(土)から。
「どうぶつ図鑑」のジャイアントパンダは
こちら。
(2002年04月26日)