この季節に井の頭自然文化園の園内を歩いているとよくいただく質問、それは──「この木の名前は何ですか?」
職員の中には、園外を歩いている方から質問を受けた者もいます。たしかに実が熟すと目立ちます。とくに今年は豊作のようで、見上げるとたくさんの実が房になって下がっています。
植物図鑑によれば、冬になって葉が落ちても実は枝に残っているとのことなので、もうしばらくは見ることができそうです。
今落ちてくる実は、カラスなどの鳥がつついていたずらをしているのではないか──とは、見ているお客さんの観察です。
この木は、水生物館のわきの水路「水辺の小道」の入口に生えています。きれいな赤い実は、井の頭自然文化園で毎年末開催し、ご好評をいただいている「オリジナルリース教室」のよい材料にもなっています。今年のリース教室の申込締切は2009年11月13日(消印有効)。詳しくは
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さて、赤い実の木の名前は何?──じつは、幹にちゃんと名札がつけられているのですが、気づかない人も多いようです。答は右の写真をごらんください。
なお、落ちている実は拾ってもかまいませんが、柵の中には入らないよう、お願いします。あとから来る人の分も残しておいてね。
〔井の頭自然文化園水生物館飼育展示係長 浅井ミノル〕
(2009年10月30日)