2008年8月、上野動物園でオウサマペンギンが生まれました! 元気に育っているこの子はメス。このひなに名前をつけてください。母親が「ウラン」なので、候補は「ウ」で始まるつぎの三つです。
ウララ ウルル ウシシ
(ちなみにウシシは、「丑」年の「仔」ということで候補名としました。)
園内のペンギン舎近くに投票箱を設置します。三つの候補から一つを選び、備えつけの投票用紙に書いて投票してください。決定した名前は、2009年3月26日(木)午前11時30分からのフィーディングタイムで発表です!
募集期間 2009年3月10日(火)~22日(日)
投票場所 上野動物園東園 ペンギン舎横
(投票箱と投票用紙を用意してあります)
名前候補 1.
ウララ 2.
ウルル 3.
ウシシ
・東京ズーネットBBの動画「
オウサマペンギンのひな誕生」で、ひなをごらんください(2008年11月26日撮影)
◎誕生秘話
上野動物園では、2007年につづき、2008年もオウサマペンギンのメスが1羽生まれました(今回名前を募集する個体です)。上にあるとおり、産みの親は「ウラン」。しかし、育ての親は「アトム」(オス)と「ピョン」(メス)なのです。
これにはすこし複雑な経緯が……。オウサマペンギンは本来、メスが産卵すると、ペアを組んだオスと交替しながら抱卵します。その際、足とお腹の間に卵を挟んで温めます。こうして54日ほど抱卵すると、ひなが生まれてくるのです。
ところが昨年(2008年)、ウランにはペアを組んでいるオスがいませんでした。産卵も無いだろうなぁと期待をしていなかったある日の朝、卵を温めているウランのすがたを見つけました。
卵を孵卵器に入れようか迷いましたが、1羽で一生懸命卵を温めているウランを見守ることに決めました。それから数日して、アトムとピョンのあいだにも産卵がありました。
そして月日が経ち、ウランが卵を産んで54日目の朝。部屋の掃除をしていると、突然「ボンッ!」という音が……。二つの卵を確認すると、アトムとピョンの卵が割れていました。無精卵だったこの卵は、中身が腐って「爆発」してしまったようです。
残ったウランの卵がかえったとしても、ウラン1羽ではうまく育てることができない──そう考え、ウランの卵をアトムとピョンに託すことにしました。それから3日後、元気な鳴き声を上げて、ひなが生まれました! ひなはアトムとピョンに育てられ、すくすく成長しています。
いつまでも「ヒナちゃん」ではかわいそうなので、今回名前を募集することにしました。募集期間は上記のとおり、2009年3月10日から22日。三つの候補の中から選び、上野動物園で投票してください!
〔上野動物園東園飼育展示係 山本達也〕
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