2016年12月2日、ゼニガタアザラシのメスが1頭来園しました。東園の「ホッキョクグマとアザラシの海」で展示しています。
この個体は環境省の「えりも地域ゼニガタアザラシ特定希少鳥獣管理計画」(
環境省報道発表資料)により捕獲された、昨年生まれの野生のアザラシです。
今回、
公益社団法人日本動物園水族館協会(JAZA)への協力依頼があり、加盟園館から希望する園館へ、譲渡されました。

輸送中のゼニガタアザラシ
約1ヵ月の検疫期間の後、他個体との見合い期間を経て、2017年2月1日から、カリフォルニアアシカのオスとメス、ゼニガタアザラシのオスとの混合展示をおこなっています。
複雑なつくりの環境にもすぐに馴れ、成獣があまり使用しない水のアーチやホッキョクグマのプールに隣接した狭い場所に入ってくるなど、幼獣らしく活発で、好奇心旺盛な姿を見せています。
 |  |
オスとの対面 (手前が来園したメス) | 水のアーチを泳ぐ |
(上野動物園東園飼育展示係 多田和美)
(2017年02月06日)