2008年４月30日未明に22歳７か月で死亡したジャイアントパンダの「リンリン」（オス）については、こちらのニュースでお伝えしましたが、病理解剖の結果、死因は慢性心不全と判明しました。心臓の機能が徐々に衰え、全身の血液の循環が悪くなり、体内に水がたまっていました。

◎昨年（2007年）夏以降のリンリン

2007年
８月22日　歩行時に右顎下が揺れている
８月27日　右顎下に腫脹。腹部触診、抗生剤投与
８月28日　プールに座ったまま、なかなか動かない。
　　　　　右顎下の腫脹は目立たなくなる
９月３日　体重130.8kg（健康時体重は約120kg）。
　　　　　下顎に腫脹あり。下腹部にゆるみが見られる
９月８日 浮腫のため顔全体に丸みがある。反応に異常なし
９月17日　体重129.6kg
９月22日　下顎に下垂が見られる

2008年
１月　　　屋外運動場へ出たがらない状態。室内では日あたりを
　　　　　好み、日差しを追って休息している
２月25日　体重143.4kg
３月27日　体重150kgを超える。両頬と腹部が丸みを帯びる
４月　　　食欲が落ちる。動きが少ない

※この他、リンリンに関する情報については、上記の死亡のおしらせをごらんください。

写真上：2003年頃のリンリン
写真下：最近のリンリン（2007年６月19日撮影）

（2008年04月30日）