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(4/18更新)エゾヒグマ「ポン」の健康状態について
 └─2025/02/10(04/18更新)
2025年4月18日追記:
 エゾヒグマの「ポン」は2025年3月24日から放飼練習をおこってきましたが、健康状態が安定しているため、4月18日から展示を再開します。



2025年3月25日追記:
 現在も投薬を継続し、状態は安定しています。後足だけで立ち上がってえさを食べるようすも再び見られるようになりました。このたび、放飼場の段差を緩やかにしたり平地にバークチップを追加したりして、足への負担を軽減させるための整備をおこないました。

 3月24日から、展示再開に向けて放飼練習をおこなっています。

 今後も投薬を続けながらの管理となるため、体調や状況次第では非公開になる場合もあります。ご理解いただきますようよろしくお願いします。

 展示の変更については、当園のX(旧 Twitter)アカウント等によりお知らせいたします。



2025年3月3日追記:
 2月20日に麻酔下でレントゲンなどの各種検査をおこないました。

 その結果、両手首の関節の変形がやや進行しており、右後足は前十字靭帯の損傷を疑う所見が認められました。また、右後足では強い炎症を起こしていることがわかりました。

 現状ではしばらく投薬と安静による治療が必要なため、検査翌日よりポンの治療を再開しています。現在では薬の効果がみられ、症状は落ち着いています。

 しばらくは安静にさせるため、室内のみでの管理を続け、展示は中止します。



2025年2月11日追記:
 近日中に検査を実施するため、2月11日(火)からエゾヒグマ「ポン」の展示を中止します。



 エゾヒグマ(ポン オス19歳)は、今年に入り活力低下と関節炎の症状が顕著に見られています。

 2023年9月におこなった検査で、慢性膵炎、炎症性腸疾患の疑いと、関節に軽度の変形が見られていたことから、投薬により体調を維持してきました。

 その後体調は安定し、状態も良好だったことから、2024年12月より少しずつ投薬量を減らしてきました。薬には副作用もあるので、長期の投薬による体への影響を考えると、できる限り少ない投薬量で維持することが望ましいためです。

 しかしながら、2025年1月中旬頃から休息をとる時間の増加や、後肢のみで立ち上がることを避けるなどの症状がしばしば現れ、ここ数日は緩慢さが顕著になってきたことから、現在は量を戻して投薬を再開しています。

 今後、麻酔下での検査を予定しております。検査に向けて、薬の影響を排除するために投薬量を徐々に減らし、いったんは完全に中止するつもりでおりますが、検査後には改めて必要な薬の服用を開始します。更に動きが緩慢になることが想定されるため、検査実施の前から展示を中止する可能性もあるので、ご理解いただきますようよろしくお願いします。
展示の変更については、当園のX(旧 Twitter)アカウント等によりお知らせいたします。

(2025年02月10日)
(2025年02月11日:展示中止について追記)
(2025年03月03日:近況更新)
(2025年03月25日:近況更新)
(2025年04月18日:展示再開について追記)


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