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クビワペッカリー「ミイ」の健康状態について(※ミイが死亡しました)
 └─ 2024/08/14(08/19更新)
2024年8月19日追記:
 「ミイ」が死亡しました。詳しくはこちらのページをご覧ください。



 上野動物園の西園で飼育していた3頭のクビワペッカリーのうち、「ミイ」(メス)が体調不良のため、8月10日より動物病院に入院中です。このことについて、現在の状況をお知らせいたします。

ミイの健康状態と今後について

 ミイは2023年10月20日に子宮疾患のため、手術により子宮と卵巣を摘出していますが、その際に病理組織検査で子宮のがんであることが判明しました。

 手術後、しばらく状態は安定していましたが、2024年8月10日に、体調不良のため、動物病院に搬入してCT検査を実施したところ、手術で切除しきれなかったがんの増大に加え、肺への転移が複数認められました。残念ながら完治の見込みはなく、今後はミイの生活の質(QOL)の維持を第一に、鎮痛などの緩和ケアを中心におこなっていくため、そのまま入院となりました。

 現在は鎮痛剤を投与したことで痛みが落ち着いたのか、少しですが、食欲も出てきています。

 クビワペッカリーの展示は「アイ」(メス)と「マイ」(メス)の2頭のみとなってしまいますが、ミイが穏やかに日々をすごせるよう、スタッフ一同、力を尽くしておりますので、ご理解いただければ幸いです。

(2024年08月14日)
(2024年08月19日:死亡について追記)



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