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シロテテナガザルの「モカ」が死亡しました(※死因は急性膵炎でした)
 └─ 2022/09/12(10/20更新)
 上野動物園のシロテテナガザル「モカ」(メス)が死亡しました。死亡日は2022年9月11日です。推定46歳でした。

 モカは1976年生まれと推定される個体で、1978年6月26日に同い年と推定される「ナポ」(オス)といっしょに来園しました。

 モカは6月末から下痢などの消化器症状が見られたため、投薬による治療を続けており、8月には症状が改善してきていました。しかし、9月8日夕方から食欲がほとんど廃絶するなど急に容体が悪化したため、9月9日から動物病院に入院させたものの、9月11日の朝に死んでいるのを確認しました。死因については、現在調査中です。判明しましたらお知らせいたします。死因は急性膵炎と判明しました。

 モカの死亡により、当園で飼育するシロテテナガザルはいなくなりました。

 テナガザルのなかまは、オスとメスが鳴き合う「デュエット」により、縄張りを守ったり夫婦間の絆を強めたりしていると言われています。ナポとモカのデュエットは園内外に響き渡り、遠くからでも存在を感じられました。


シロテテナガザル「モカ」

 動物たちにみなさまのお気持ちをお寄せいただきありがとうございます。しかしながら、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策のため、動物へのお花などのお供えの受付は中止しています。お気持ちを受け止める場所を設けることができず、申し訳ありません。

 ぜひ、ご自宅でモカとの思い出を懐かしみ、ともにすごせた時間に思いを馳せていただきたいと思います。ご理解とご協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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(2022年09月12日)
(2022年10月20日:死因について追記)



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