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上野動物園においてAIカメラを活用し混雑度を可視化します──東京動物園協会とKDDIは都立動物園・水族園のさらなる発展に向けて、5Gなどの技術を活用した事業を開始
 └─ 2021/06/03(2024/02/16更新)
お知らせ(2024年2月16日 16:30)

 2月11日からシステムを調整しておりました「上野動物園混雑マップ」は、2月16日16:00に復旧いたしました。ご不便をおかけし申し訳ございませんでした。




 公益財団法人東京動物園協会は、KDDI株式会社との協定(※1)に基づき、5GとAIカメラ(※2)を活用し、公式ウェブサイト「東京ズーネット」を通じて上野動物園内各所の混雑度情報を表示する「上野動物園混雑マップ」の提供を開始します。

(※1)「5G等を活用した事業の実施に関する基本協定」
 5G(第五世代移動通信システム)などの新たな技術によるデジタルトランスフォーメーションを推進し、レクリエーション、環境学習、種の保存、調査・研究など、都立動物園・水族園事業のさらなる発展を目的として、2020年11月25日に締結した協定です(末尾【参考】参照)。

(※2)株式会社オプティムが提供するOPTiM AI Camera Liteの「混雑状況匿名化表示」機能を利用しています。


1.恩賜上野動物園における「上野動物園混雑マップ」について


開始日
 2021年6月4日(金)

 ※「上野動物園混雑マップ」は開園時間中(9時30分〜17時)にご利用いただけます。

概要
 園内に設置されたカメラ映像をAI(人工知能)で解析するAIカメラを活用し、混雑が予想される5つのエリアについて1分間隔の混雑情報を提供します。
 これにより、混雑を避けながらのご観覧に役立てていただくとともに、当園においては混雑度のデータを安全安心な観覧環境の改善にも活用していきます。

 混雑度表示エリア 東園 : 総合案内所、ゴリラ・トラの住む森
          西園 : パンダのもり、カメレオン売店、アフリカの動物

利用方法
 上野動物園ウェブサイトでご覧いただけます。
 混雑情報は1分間隔で更新されますので、お出かけ前はもちろん、来園後にもスマートフォンなどで園内各所の状況をご確認いただけます。

その他
 カメラ映像における人物画像には即座にマスキング加工が施されるため、個人情報の取得はいっさいおこないません。


上野動物園混雑マップイメージ

2.今後の5Gなどを活用した取組みについて

 上野動物園以外の都立動物園・水族園(多摩動物公園、井の頭自然文化園、葛西臨海水族園)においても、本協定に基づき5Gなどを活用した事業に取り組んでいきます。

【参考】
「5G等を活用した事業の実施に関する基本協定」について

〇 事業の目的
 公益財団法人東京動物園協会とKDDI株式会社は、都立動物園・水族園事業のさらなる発展に向けて、5Gなどを活用した事業を実施します。

〇 事業の内容
 ① 都立動物園・水族園事業のさらなる発展に向けて、レクリエーション、環境学習、種の保存、調査・研究のほか、管理運営全般に資すること。
 ② 5Gなどの新たな技術を活用すること。
 ③「都立動物園マスタープラン」「TOKYO Data Highway 基本戦略」など、東京都の政策の趣旨に沿った事業であること。

(2021年06月03日)
(2023年02月03日:復旧に向けて調整中の旨を追記)
(2023年02月09日:復旧テストについて追記)
(2023年02月10日:復旧について追記)
(2023年07月05日:復旧に向けて調整中の旨を追記)
(2023年07月06日:復旧に向けてテスト中の旨を追記)
(2024年02月11日:表示不具合の報告と復旧調整中の旨を追記)
(2024年02月16日:復旧について追記)



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