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オカピの「バカーリ」を横浜へ、そして「トト」が来園します
 └─2020/10/29
 動物園は希少動物の繁殖を目指し、国内外の連携のもとで保全への取り組みを進めています。個体を移動することも、将来に向けた繁殖計画の一つです。

 このたび、アメリカ動物園水族館協会の繁殖計画(SSP: Species Survival Plan、種の保存計画)にもとづき、上野動物園のオカピのオス「バカーリ」をよこはま動物園ズーラシアに移動することになりました。よこはま動物園ズーラシアのメスとの繁殖を目指します。

 また、繁殖を目的とした貸借契約(ブリーディングローン)のもと、バカーリを上野動物園から移動するとともに、金沢動物園からオスの「トト」を上野動物園に受け入れます。

バカーリ(2020年6月5日撮影)
トト(2018年7月7日撮影)写真提供:公益財団法人横浜市緑の協会

 バカーリは2015年9月24日にアメリカのタンパ・ローリーパーク動物園で生まれたオス。2018年12月20日に同国ホワイトオーク保全センターから受け入れました(お知らせ)。現在5歳です。

 受け入れるトトは2006年8月2日によこはま動物園ズーラシアで生まれました。現在14歳です。

 移動予定日は、バカーリが2020年11月9日、トトは11月30日です。現在、上野動物園で飼育しているオカピはバカーリ1頭です。国内では、オス4頭、メス3頭が飼育されています(2020年3月2日現在)。

(2020年10月29日)


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