上野動物園では毎年子どもたちを対象に“スクール”を開催しています。今年(2019年)は約20年ぶりに中学生を対象として「うえのZOOスクール」を開催しました(
開催のお知らせ)。
テーマは「足から探る鳥のくらし」。じっくり鳥を観察しながら鳥の体やくらしについて学ぶ体験型の教室です。7日はあいにくの雨、8日は快晴の中での開催でした。
参加した中学生たちは1日をたっぷり鳥の観察に使うことで、鳥の足を見るだけでその持ち主がどんな生活をしているのか予想できるようになりました。さらに、異なる種類の鳥どうしに見られる共通性や多様性についてさまざまな発見を楽しみました。当日のようすを写真でご紹介しましょう。
近くにいる鳥でも双眼鏡を使えば細かい特徴まで見ることができます
「歩くだけではない足の使い方」をじっくり観察
料理に使われるニワトリの足を解剖して仕組みを調べました
こまかく観察したり比較したりしながら自分で考える体験は、動物についての理解はもちろんのこと、他のさまざまな場面でもきっと役に立つことでしょう。
中学生対象の「うえのZOOスクール」は来年も開催予定。動物の観察に興味がある方、科学に関心のある方、写真を見て気になった方、さまざまな方々のご応募をお待ちしています。
(2019年12月28日)