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ライチョウ1羽が横浜市繁殖センターへ移動しました
 └─2019/03/27

 上野動物園では、絶滅危惧種であり、国の特別天然記念物である日本産ライチョウを守るため、環境省の取り組むライチョウ生息域外保全事業に参加し、国内の動物園や研究機関等と協力して飼育と繁殖に取り組んでいます。

 この事業では、2015年からの2年間に乗鞍岳(岐阜県・長野県)で野生のライチョウから卵を採取し、動物園で保全を進めていくために必要な創始個体(※1)の確保に努めました。まず、これらの創始個体どうしでの繁殖に取り組み、次に飼育下で生まれた個体同士での累代繁殖(※2)に成功しています。

 この事業に参加する動物園・博物館計5施設に加え、横浜市繁殖センターにおいてもライチョウの域外保全事業に取り組むこととなりました。横浜には、上野からメス1羽と、富山市ファミリーパークからオス1羽が移動し繁殖を目指します。

※1:繁殖の第1代目となる個体
※2:何世代にもわたって繁殖すること

移動したライチョウ メス(2018年7月生まれ・1歳)

移動日 2019年3月26日(火)

移動先 横浜市繁殖センター(神奈川県横浜市)


(2019年03月27日)


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