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オカピの「カセンイ」が死亡しました
 └─ 2019/02/04

 上野動物園のオカピのメス「カセンイ」が、2019年2月3日に死亡しました。24歳でした。


オカピ「カセンイ」
(撮影日:2017年6月27日)

 カセンイは1994年にアメリカのサンディエゴ動物園で生まれ、2001年に上野動物園へ来園しました。2008年には共同繁殖を目指してズーラシアへ移動し、2012年7月に当園へ帰ってきました。

 長い脚にきりっとした顔つきが特徴で、神経質で恥ずかしがり屋な一面もありました。サンディエゴ動物園では2頭の子を産み、育てた経験があります。

 高齢になり、ここ数年は冬季に体調が不安定になることがあり、屋内で過ごさせていました。今年2019年1月下旬ごろから食欲不振が続き、投薬などをおこなっていました。しかし改善の兆しがなく、食欲が廃絶し、排便が見られなくなりました。

 その後、腹部が膨らみはじめたため、2月3日に麻酔下で治療をおこなっていましたが、状態が急変し死亡しました。死因は腸閉塞でした。

 上野動物園のオカピはカセンイの死亡後、オス1頭(バカーリ)となりました。

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(2019年02月04日)


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