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パンダの日記念イベント「つくろう! パンダおりがみ 考えよう! パンダアクション」を開催しました
 └─2018/11/18

 上野動物園では、1972年10月28日に日本で最初のジャイアントパンダ「ランラン」と「カンカン」が来園したことにちなみ、10月28日を「パンダの日」と制定しました。2018年のこの日、「パンダの日」を記念して「うえのパンダアクション2018」と題し、「つくろう! パンダおりがみ 考えよう! パンダアクション」を開催しました。当日のようすをご紹介します。

 イベントには4つのステップを設けました:
1
パンダのおりがみをつくる
2
ジャイアントパンダの現状を知る
3
パンダを守るために自分たちにできること「パンダアクション」を考える
4
「パンダアクション」を多くの人に伝える。

イベントポスター

1
パンダのおりがみをつくる

 東京動物園ボランティアーズや「うえのパンダ大使」(※1)がお手伝いをして、パンダの顔の形のおりがみを作りました。
環境にやさしい「竹紙」を使ったおりがみでパンダのおりがみづくり。おりがみ提供:中越パルプ工業株式会社


2
ジャイアントパンダの現状を知る

 紙しばいを使って、野生のパンダの数が少ないこと、ひとりひとりがパンダや地球環境を守るために行動する必要があることをパンダ大使が参加者に伝えました。

パンダを守る目的を伝えるパンダ大使


3
パンダを守るために自分たちにできること「パンダアクション」を考える

 動物園では、パンダを増やすために中国と協力しながらパンダの飼育・繁殖に取り組んでいますが、それだけでは野生のパンダがくらす環境の変化を止めることはできません。このまま何もしないでいると、パンダは絶滅してしまうかもしれません。パンダたちのくらす環境を守るために自分にできることは何か、それぞれの「パンダアクション」を考え、宣言をアクションシートに書いていただきました。

思い思いの「パンダアクション」宣言をシートに記入


4
「パンダアクション」を多くの人に伝える

  「パンダアクション」を書いたアクションシートの写真を撮り、その場で掲示してみなさんと共有しました。さらにSNS(TwitterとInstagram)にハッシュタグ「#うえのパンダアクション2018」をつけて投稿していただくことで、多くの方と共有できるようにしました(ハッシュタグ検索結果はこちら→TwitterInstagram)。自宅から参加した方も多く、「パンダや野生動物達の置かれている現状をもっと勉強する」「リユース・リデュース・リサイクル活動をする」「パンダが少ないことなどをみんなにつたえる」など、さまざまな宣言が集まりました。
たくさんの「パンダアクション」が集まりました


 パンダのくらす環境を守るためには、私たちひとりひとりの行動を変える必要があります。小さなことでもみんながやれば、パンダのくらす森をまもることにつながります。

 パンダアクションの投稿受付は終了しましたが、これからもパンダたちを守るために自分たちに何ができるか考え、宣言し、多くの方に伝えて「パンダアクション」の輪を広げてくださいますよう、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

 以下に、2018年10月23日から11月5日までに宣言された計368の「パンダアクション」の一部をご紹介します。ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました。






【みんなのパンダアクションをみる】
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 上野動物園は本イベントをとおして、国際自然保護連合日本委員会(IUCN-J)が進めている「想いでつなごう! おりがみアクション」(※2)に参加協力しました。本イベント開催にあたり、国際自然保護連合日本委員会(IUCN-J)、おりがみアクションパートナーのこどもエコクラブ全国事務局中越パルプ工業株式会社のみなさまにご協力いただきました。ありがとうございました。

【注】
  1. うえのパンダ大使──ジャイアントパンダが大好きな8人の小学生です。パンダの魅力を伝える親善大使の3代目として、2016年8月、公募により選ばれました。
  2. 想いでつなごう! おりがみアクション──国連生物多様性の10年間(2011年~2020年)、生物多様性の大切さを考えて行動につなげていくために、おりがみを折って未来へのメッセージを書くプロジェクトで、国際自然保護連合日本委員会が進めています。

【関連情報】

〔上野動物園教育普及係 中島遥香〕

(2018年11月18日)


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