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ニシゴリラのモモコが出産しました!(子はオスと判明しました)
 └─ 2017/10/10

 こちらのニュースで妊娠をお伝えした上野動物園のニシゴリラ「モモコ」が、2017年10月9日9時22分ごろ、1頭を出産しました。


モモコと赤ちゃん
(撮影日:2017年10月9日)

誕生したニシゴリラ
 誕生日 2017年10月9日(月)
 性 別 不明 ⇒ 職員による観察の結果、性別はオスと判明しました。(2017年11月3日追記)
 両 親 母:モモコ
       1983年6月3日 スペイン生まれ
     父:ハオコ
       1993年8月21日 オランダ生まれ

現在のようす
 10月10日(火)午前8時50分に授乳を確認しており、母子ともに健康です。また、母親のモモコは出産直後からえさを食べるようすも見られています。
 群れの他の個体は落ち着いており、父親である「ハオコ」や他の2頭のメスが、距離を置いて見守っています。

出産までの経緯
 野生のゴリラは群れで生活する動物のため、当園ではシルバーバックのオス「ハオコ」を中心として、メスの「トト」、「ナナ」、「モモコ」、「コモモ」、「モモカ」の6頭でゴリラの群れをつくって飼育をおこなっています。
 10月9日朝の時点でモモコに目立った変化は認められず、群れの他のゴリラとともに、通常どおり午前9時過ぎに寝室から放飼場へ出ました。間もなくして、モモコはうつぶせになっていきむような素振りを見せはじめ、うろうろしたり、座ったり、うつぶせになったりする動作を繰り返し、群れの仲間が見守る中、9時22分頃に1頭の赤ちゃんを出産しました。モモコは出産後、すぐに赤ちゃんを抱き、体をなめるなどの世話を始めました。
 群れの中では、先に生まれた姉妹の「コモモ」と「モモカ」は強い興味を持ち、赤ちゃんのようすを近くで見たり、時には触ったりもしました。

公開について
 母子の状態は安定し、群れの他の個体も落ち着いていると判断しましたので、10日10日の開園時から放飼場に出ています
 ただし、母子や群れの状態によっては、急遽室内に収容するなど展示を見合わせる場合もありますので、ご了承ください。

上野動物園での飼育状況(2017年11月3日現在)
 8頭(オス2、メス6) ※今回誕生した赤ちゃんを含みます。
 なお、日本国内全体では、上野動物園を含む7の施設で合計21頭(オス10、メス11)を飼育しています。

日本国内における出産頭数(2017年10月10日現在)
 17頭(現在生存しているのは10頭) ※今回誕生した赤ちゃんを含みます。

(2017年10月10日)
(2017年10月11日訂正)
(2017年11月3日:子の性別追記)


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