上野動物園では、このたびジャイアントパンダの「シンシン」(メス)に発情兆候の変化が認められたため、「リーリー」(オス)との同居の準備をおこなうこととし、2017年2月22日(水)から展示を中止することとしました。
ジャイアントパンダに会うために来園を予定されていた皆様にはご迷惑をおかけしますが、あたたかく見守っていただき、またご理解くださいますよう、よろしくお願いいたします。
展示を中止する2頭のジャイアントパンダ
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リーリー(オス) 2005年8月16日 臥龍保護センター生まれ | シンシン(メス) 2005年7月3日 臥龍保護センター生まれ |
展示中止期間
2017年2月22日(水)から、しばらくの間
※展示再開につきましては、後日お知らせします。
理由
交配を目的とした同居をおこなうため。
ジャイアントパンダの繁殖期は一般的に年1回、2月から5月頃にやってきます。この期間中にメスの妊娠の可能性が高まるのは数日間だけです。上野動物園では自然繁殖を目指しており、メスの交配適期を見極め、交配のための同居をおこないます。
なお、パンダの状態により同居または交配まで至らなかった場合、中国野生動物保護協会の専門家と協議のうえ、人工授精を実施する場合があります。
展示中止に至る経緯
リーリー(オス)は昨年12月8日ごろから体の一部を冷やすなど、発情に係る行動が見られ始めました。
シンシン(メス)は2月15日ごろからリーリーのにおいを気にするようすが見られ始め、その後、鳴き声を発する、体の一部を冷やすなど発情に係る行動の発現や尿中ホルモン値の変化などから、発情のピークが近づいていると判断しました。
この後の観察でタイミングが合えば、リーリーとの同居を試みます。
(2017年02月21日)