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インドライオンのメス「チャンディ」死亡
 └─2016/02/12

 2016年2月1日午後、上野動物園インドライオンのメス「チャンディ」が老衰のため死亡しました。チャンディは2002年3月9日、よこはま動物園から妊娠した状態で来園し、5月3日に3頭の子を出産しました。現在、上野動物園では、そのときに生まれたメス2頭(アニタとシャクティ)とオス1頭(モハン)を飼育しています。


手前がチャンディ。左はアニタ、右はシャクティ

 チャンディは2年ほど前から歩行が困難になり、高齢のため寝室と屋内放飼場のみで生活していましたが、昨年(2015年)末から体調をくずし、19歳10か月で死亡しました。ライオンにとって20歳近い年齢はかなりの高齢だったため、治療できる手段がかぎられたことは残念でした。

 チャンディは、来園者のみなさんにインドライオンの姿をお見せするだけではなく、母親として子どもたちを育て上げました。今後は、立派に成長した子どもたちがあとを継ぎ、引き続き活躍します。上野動物園へおこしの際は、ぜひ「トラの森」にいるインドライオンに会いに来てください。

〔上野動物園東園飼育展示係 川上壮太郎〕

(2016年02月12日)


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