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2月13日からジャイアントパンダのオス「リーリー」の展示再開
 └─2016/02/12

 上野動物園では、繁殖に向けた同居をおこなうため2016年2月4日からジャイアントパンダの展示を中止していましたが、シンシン(メス)に強い発情の兆候が観察されないため、2月13日(土)から展示を再開いたします。

ジャイアントパンダ2頭の展示再開日

リーリー(オス):2016年2月13日(土)から
シンシン(メス):未定 →2016年2月17日(水)から

※シンシンについては、麻酔下での健康診断をおこなうため、展示再開日は未定です。シンシンの展示再開日については当ウェブサイト等であらためてお知らせします。

リーリー(オス)
2005年8月16日 臥龍保護センター生まれ
シンシン(メス)
2005年7月3日 臥龍保護センター生まれ

展示中止から再開までの経過

 展示を中止してからは、2頭を柵越しにお見合いさせるなど、行動の変化を注意深く観察してきました。
 リーリー(オス)は、シンシン(メス)に対して強い興味を示し、動き回る、恋鳴きをする、匂いつけを頻繁にするといった行動の変化、シンシンにも行動量が増える、リーリーの鳴き声に応える、体の一部を水に浸けるなどの変化が観察されました。
 このような発情に伴う行動の変化は現れているものの、発情のピーク時に見られるような、柵越しに同じ動きをする、頻繁に鳴き交わす、メスがオスを許容するような行動は見られませんでした。
 尿中ホルモンなどの生理学的データからも発情兆候が確認されましたが、ピーク時のような大きな変化が現れず、行動と生理学的データから総合的に検討して、今後お見合いをさせても、同居および人工授精の機会はないものと判断しました。

今後について

 通常の飼育管理下で健康状態を観察していきます。



(2016年02月12日)
(2016年02月16日)


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