上野動物園へ、北海道のおびひろ動物園で飼育されているホッキョクグマの「イコロ」が移動してくることになりました。(※右の写真が「イコロ」。おびひろ動物園提供)
来園するホッキョクグマ
来園予定日 2015年4月13日(月)
名前 イコロ (アイヌ語で「宝物」)
性別 オス
年齢 6歳3か月
2008年12月9日 札幌市円山動物園生まれ
2010年2月21日 おびひろ動物園へ移動
両親 父親:デナリ(札幌市円山動物園)
母親:ララ(札幌市円山動物園)
経緯等
ホッキョクグマは、地球温暖化の影響で生息環境が悪化し、絶滅の危機に瀕しています。この種を保全するため、日本国内の動物園で相互協力しながら、繁殖を進める取組をおこなっております。その取組の一つとして、新規個体を導入するとともに、繁殖可能な個体を飼育園館同士で移動させ、ペア形成を進めています。
上野動物園では、2011年10月に新施設「ホッキョクグマとアザラシの海」がオープンし、2012年にはイタリア・ファサーノサファリよりメスのデアが移動してきましたが、当時デアは繁殖可能年齢に達していなかったので、当園で飼育していたオスのユキオとのペアリングはできませんでした。その後、2014年11月にユキオが死亡し、デア1頭だけの飼育が続いていました。
繁殖年齢に達したデアとのペアリングのため、この度、札幌市円山動物園よりブリーディングローン(※)によっておびひろ動物園で飼育中のイコロ(オス)をお借りし、ホッキョクグマの繁殖に取り組んでいく予定です。
※ブリーディングローンについて
繁殖を目的とした動物の貸借契約のこと。動物園間で個体を移動させることによって、新たなペア形成を促し、繁殖に寄与することを目的としています。
当園での飼育状況
オスの「イコロ」、メスの「デア」の計2頭になります。
※メスの「デア」
年齢:6歳3か月
2008年12月2日 イタリア・ファサーノサファリ生まれ
2012年3月16日 上野動物園に来園
◎「デア」の動画(東京ズーネットBBより)
・「
ホッキョクグマに鮭をプレゼント」(2014年12月撮影)
(2015年03月26日)
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【追加情報】
(2015年4月14日上野動物園公式Twitterより)
(2015年5月3日上野動物園公式Twitterより)
(2015年5月9日上野動物園公式Twitterより:その1)
(2015年5月9日上野動物園公式Twitterより:その2)