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さようなら、ミゼットホースの「しのぶ」
 └─2015/03/23

 本日2015年3月23日、ミゼットホースのメス「しのぶ」が死亡しました。朝8:00頃、しのぶが倒れているのを子ども動物園の飼育係が発見。すぐに獣医師を呼んで治療をしましたが、3時間後の11時頃、静かに息をひきとりました。死因は老衰で、26歳の大往生でした。


ミゼットホース「しのぶ」


 しのぶは1988年9月8日に父「マコト」と母「アイ」の間に生まれ、その生涯を上野動物園の子ども動物園で過ごしました。

 ミゼットホースは、世界一小さなウマの品種です。通常ウマは季節の変わり目になると、自然に毛が生え変わります。しかし、しのぶはここ数年、老齢のため、毛が生え変わらなくなりました。そこで毎年初夏になると飼育係が手作業で毛を刈っていました。

 大切にされていたしのぶは、昨年と一昨年の敬老の日、「長寿動物」としてお祝いの対象ともなりました。

 しのぶの死後、ともだち牧場の寝室が一つ空っぽになり、寂しくなりました。しのぶ今までありがとう、安らかに。

〔上野動物園教育普及係 亀田愛子〕

(2015年03月23日)


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