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コビトカバの温水プール
 └─2015/02/21

 立春を過ぎましたが、まだまだ寒い日が続いています。上野動物園西園のアフリカ産動物ゾーンでも、運動場に出た動物たちは暖かさを求めて、日中は陽だまりで過ごしています。そして、気温の下がる夜、動物たちが快適に過ごせるよう、動物園ではさまざまな寒さ対策をおこなっています。

 ヒガシクロサイ、キリン、オカピがいる飼育施設では、温風暖房をかけて室内を温めています。

 コビトカバとカバがいる施設では、電気ヒーター、灯油ヒーターを利用して空気を暖めています。この季節は水温が低いので、ボイラーを利用して室内プールの水も温めています。



 コビトカバの室内プールの水温は20~22℃ほどにしてあります。とくに寒い日は、放飼場から寝室に戻ったコビトカバは、えさも食べずにすぐにプールに入ります。暖かい水に入り、目を半開きにしながら、気持ちよさそうにじっとしていることもあります。その姿は、まるで温泉にのんびりつかっているようです。

〔上野動物園西園飼育展示係 牟禮光稀〕

(2015年02月21日)


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