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スマトラトラ「ケアヒ」が来園します!
 └─2014/05/08

 絶滅危惧種であるスマトラトラの繁殖を目指すため、仙台市八木山動物公園のスマトラトラ「ケアヒ」(オス)が上野動物園にやってきます。

来園するスマトラトラ
 名前 ケアヒ(Keahi:ハワイ語で「火」)
 性別 オス
 年齢 5歳8ヶ月(2008年9月15日、ホノルル動物園生まれ)

来園予定日 2014年5月19日(月)

経緯等
 スマトラトラは、インドネシアのスマトラ島のみに、400頭〜700頭程度しか生息していないと推測される、希少なトラの亜種のひとつです。
 現在、日本国内で飼育されているスマトラトラは14頭(オス6、メス8)のみであり、繁殖事例は多くありません。そのため、国内や海外の動物園との間で、ブリーディングローン(繁殖貸与)などの方法で動物を移動し、新たなペアを作り、繁殖の取り組みをおこなってきました。
 今回の移動も、ブリーディングローンによって、八木山動物公園の「ケアヒ」(オス)と上野動物園で飼育している「インダ」「マニス」(いずれもメス)との間で新たなペアを作り、繁殖に取り組むものです。

※ブリーディングローンについて
 繁殖を目的とした動物の貸借契約のこと。所有権を移すことなく、動物園間で動物の個体を移動させ、新たなペア形成を促し、繁殖に取り組むことを目的としています。


当園の飼育状況
 「ケアヒ」を含めると、4頭(オス2、メス2)になります。

 ◎他の3頭について
  「トップ」(オス)16歳 1997年8月20日、上野動物園生まれ
  「インダ」(メス) 7歳  2010年12月15日、カナダ・トロント動物園から来園
  「マニス」(メス) 7歳  2008年8月8日、インドネシア・タマンサファリから来園


写真:仙台から来園する「ケアヒ」

(2014年05月08日)



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