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クマ舎の中に入ってみたら──1/7
 すでにお知らせしたとおり、上野動物園では、まもなくとりこわすクマ舎の内部を公開しています。1月10日(月)まで。クマ舎は老朽化がすすんだため全面改修し、作りなおします。

 1月5日の午後1時、集まった方々といっしょに中に入ってみました。クマ舎はまん中に通路があって、一方に放飼場、一方に寝小屋がならんでいます。もちろん、クマたちはみな移動していなくなっていますが、子どもをはじめ、おとなの方も「クマはいないんですよね?」とコワゴワたずねていたのがちょっとフシギ。
 これまでクマ舎には、エゾヒグマ、マレーグマ、クズリ、さらにホンドタヌキなどがいましたが、エゾヒグマは東武動物公園へ、その他は園内の別の場所に移動。

 放飼場と寝小屋のあいだを遮断するしくみや、寝小屋の大きさ(地中の穴ぐらや木のほらを巣とするクマは、狭い方が落ち着くんです)を見ていただいて、いざ、エゾヒグマの放飼場へ。
 放飼場へは、飼育係が使うドアから出てもいいですし(人間コース)、少し低い位置にある寝小屋に入り、寝小屋から通路の下をくぐって放飼場に出てもかまいません(クマコース)。
 放飼場の木組みの台にのぼってもOK。でも、3~3.5メートルの高さのモート(空堀)には落ちないよう、気をつけてください。

 クマ舎の裏側通路では、かつてのクマ舎のようすを写真パネルで解説しています。残るは1月8、9、10日。午後1時から2時、東園の「クマ舎入口」にお集まりください(ペンギン舎とツル舎のあいだです)。

(2005年1月7日)



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