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実録!?おからのカバができるまで
 └─2013/07/19

 上野動物園では、毎月1回、おからでカバを作り、季節にあわせた飾り付けをして1日限定でカバ舎に飾っています。
 なぜおからで作ってるのでしょう? それは、おからをカバの餌として与えているからです。

 2013年7月は、七夕の日に願いごとをしているようなポーズのカバを作り、短冊飾りを並べました。

 最初は製作に3〜4時間かかっていましたが、今では1時間ぐらいで作れるほど上達しています。一番難しいのは、カバ特有の口の周りの膨らみを表現することです。おからの量が多いとすぐに崩れてしまうので、適切な量と絶妙な力加減がカギです。

 おからカバの最大の弱点は震動。例えば台車に載せて大きな段差を乗り越えようとすると首がポロリ。そのため、東園にある事務所で完成した後は、ふだんの半分以下の速度でゆっくり歩いて西園カバ舎まで運んでいます。

 8月のおからカバはいつ登場するでしょうか? お楽しみに!

写真上:おからをこねて製作中
写真中:ゆっくり、ゆっくり運ぶ
写真下:オスのカバ「ジロー」(後方)とおからの「ちびジロー」

〔上野動物園教育普及係 亀田愛子〕

(2013年07月19日)



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