上野動物園東園「クマの丘」で、今、マレーグマの親子を展示しています。 母親は「モモコ」、子どもは「フジ」(オス)です。
フジが生まれたのは、2011年11月8日深夜でした。モモコは出産後約3か月間は室内の産箱内で静かに子育てをしていたので、そのようすは設置したカメラを通して見守っていました。
2012年3月になると2頭は、飼育担当者の前に姿を現すようになりました。そして、フジが成長し気温も暖かくなってきた4月7日に、運動場へデビューしました。
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「マレーグマの赤ちゃん公開」(2012年03月27日)
運動場でのモモコは、周囲に注意をはらいながらフジの行動もしっかり把握していて、まさに「お母さん」そのものです。一方フジは、初めて運動場に出たときこそ恐る恐るでしたが、その後はやんちゃっぷりを発揮し、運動場内を転がるように走り回っています。
モモコとフジの展示時間は、毎日13:30〜16:20です(動物の体調や天候により変更する場合があります)。
どんどん大きくなるフジの成長をいっしょに見守ってください。
〔上野動物園東園飼育展示係 齋藤圭史〕
(2012年04月27日)