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アジアゾウ「アーシャー」が豊橋で出産!
 └─2011/09/17

 豊橋総合動植物公園(愛知県豊橋市)へ移動させ(ニュースはこちら)、オスの「ダーナ」との間での繁殖を試みていたメスのアジアゾウ「アーシャー」が、無事に出産しました!

出産日時 2011年9月17日(土)0時30分

子ども 性別:メス
    体重:90.5kg
    体高:93cm

両親

 母親 アーシャー
    推定34歳(1977年生まれ)
    1984年9月 インドから上野動物園に来園
    2009年10月 豊橋総合動植物公園へ

 父親 ダーナ
    推定40歳(1971年生まれ)
    1973年12月 インドから豊橋総合動植物公園へ

 アーシャーは、繁殖を目的とした動物の貸借契約(ブリーディングローン)によって、上野から豊橋に移動しました。計画どおり、このたび繁殖の成果を得ることができました。

一般公開について 
 豊橋総合動植物公園での公開日は未定です。出産前後の母ゾウは大変神経質で情緒不安定になる可能性があるため、母子の健康状態を見ながら慎重に検討します。

経緯

 豊橋総合動植物公園のダーナ(オス)は、1975年に来園したシャンティ(メス)との間で繁殖を進め、シャンティは2度妊娠しましたが、第1子を流産し、その後、第2子を妊娠したまま死亡しました。ダーナは、国内では数頭しかいない繁殖実績のあるオスゾウであり、新しいお嫁さんを探していました。

 一方、上野動物園では、オス1頭メス4頭のアジアゾウを飼育し繁殖を試みていましたが、アティ(オス)の年齢がアーシャー(メス)より若く、同居・ペアリングは難しい状況にあったため、2009年10月、ブリーディングローンによりアーシャーを豊橋に移動させ、繁殖実績のあるダーナと新たなペアを形成することとしました。

 2009年10月5日
  豊橋総合動植物公園にアーシャーを移動
 2009年10月6日
  豊橋総合動植物公園に到着
 2009年12月20日
  この日以降、交尾を確認
 2010年8月
  黄体ホルモン(プロゲステロン)値が高値を維持。
  妊娠の可能性が高まる
 2010年12月13日
  豊橋総合動植物公園で経直腸の超音波検査を実施。
  超音波写真に胎児の姿が写り、妊娠確定
 2011年9月12日
  黄体ホルモン値が低下し、出産の可能性が高まる
 2011年9月17日
  出産

(参考)国内でのアジアゾウの繁殖状況
 2004年3月 神戸市立王子動物園(2005年4月死亡)
 2007年5月 市原ぞうの国
 2007年10月 神戸市立王子動物園


◎関連記事
アジアゾウ「アーシャー」の妊娠を確認(2010年12月)
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アジアゾウ「アーシャー」の近況、その2(2010年1月)
アジアゾウ「アーシャー」の近況(2009年12月)

◎関連動画
アジアゾウ、訓練中(2008年3月)

(2011年09月17日)



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